1つじゃダメ?薬剤師サイト複数登録の意味

薬剤師転職サイトは1つだけ選べ・・は間違い

薬剤師求人サイトは登録なら1分もかからない。
だからと言って10個も20個も登録する薬剤師はいないでしょうが、中には「1つのサービスだけ」を選んで登録する方もまだまだいるようです。

利用者データ(転職後に好評価をした薬剤師)によると、満足したという薬剤師のサイトの利用登録数は平均2.8社となっています。
つまり薬剤師サイトの利用で「最大限のメリットを引き出すには2-3社の選択」が鍵となっているのです。
その理由はいくつかあります。

理由① 保有するパイプ、情報量が違うから

たとえば調剤薬局・ドラッグストアの求人情報に強いのは 「薬キャリ」と「リクナビ薬剤師(リクルートメディカルキャリア)」が2大巨頭。
病院を狙うのであれば「薬キャリ(エムスリーキャリア)」や「マイナビ薬剤師」は外せないでしょう。
未経験歓迎や研修サポートの充実した施設なら「ヤクステ」「ファルマスタッフ」などが定番です。

このようにサービスごとに「特徴」があり、「強い領域」を持っています。

転職活動や情報収集で重要なのは「客観的なアドバイスと情報の比較」です。
複数社に登録することで細情報も見比べることができますし、
何よりA社とB社が言っていることが違っていた場合は「どちらかがいい加減な情報」を流している?と判断も可能です。
言われるがまま、提案されるがまま動くのでなく、比較要素として最低でも2社登録するのが基本ルールとなりつつあります。

理由② 同じ募集でも条件が微妙に違うから

同じ病院や調剤薬局などの募集でも「取り扱いサービス」によって条件が異なるケースもあります。
給料や手当て以外にも、入社日なども違うケースもあるというわけです。

出来るだけ有利な転職を実現するためにも「条件の差が無いか?」のチェックは必要でしょう。

理由③ 表に出せない募集は各社がいくつか持っているから

非公開求人と呼ばれる「薬剤師転職サイトの登録者」のみが閲覧できる求人があります。
待遇や条件面に優れ、一般募集してしまうと応募殺到が予測されるような優良、有名な会社の募集が中心になっています。

しかし。薬剤師サイトには「非公開求人」よりも「レアな募集」をこっそり保持しています。
募集先から条件や経験を考慮し「条件を満たした人にだけ紹介してもいいよ!」というイメージで、各社が保有しているということ。
こう考えても1つの会社で登録するよりも、まだ出てないレアな募集に出会える確率をあげることができるので、複数登録にはメリットがあるのです。

④競い合って条件交渉できるから

複数の薬剤師転職サイトに登録すると「1社で進めるよりも、積極的に条件交渉を進めてくれます」
転職サイトの運営会社は無料登録では収益は0円で、登録後に自分の会社から入職してくれないと収益になりません。
つまり、あなたが転職サイトに登録して転職してくれなければ意味がないというわけです。

複数登録しているとなれば、転職サイトのキャリアコンサルタントも本気以上で対応してくれます。
他の登録会社に負けないスピード、より良い条件で交渉にあたってくれるという事です。

また優先的に新着の情報なども廻してくれるので、「各社に競い合わす」という方法は地味ですが効果が高いのです。