薬剤師転職サイト 転職までの流れ

薬剤師転職サイトの比較や流れについて正し知識はありますか?
ランキングや口コミで薬剤師サイトを未だに選ぶ人が多いようです。
薬剤師サイトの使い方と流れや注意点をご説明します。

薬剤師サイトを分析・比較する

薬剤師サイトはエムスリーの薬キャリやマイナビ薬剤師という大手薬剤師サイト以外の地域に根ざした小規模なものまで様々。大手が得意とする勤務先や職種もあれば、小さい転職サイトだからこその魅力的な求人もあります。
薬剤師転職サイトの大まかな流れは以下のとおりです。それぞれ注意点やコツがあるので、詳しくチェックしていきましょう。

マイナビ薬剤師の場合の登録から転職までの流れ

薬剤師転職サイトの流れ

薬剤師サイトに登録する

薬剤師サイトの登録平均は3.8社

特定の1サービスだけに登録し転職活動するのはヤメてください。 せっかく薬剤師サイトを使っても、これでは転職で失敗後悔する可能性があります。 実際に、1つの転職サービスだけで情報収集をすると「他の転職サイトに出ている待遇と比較できないので、不利な条件で働くことになってしまう」とケースも。薬剤師転職サイトを1つに絞って使うのはおススメできません。

薬剤師転職サイト利用者のデータを見てみましょう。実は1つの薬剤師サイトだけに登録している薬剤師は全体の22%ほどに過ぎません。
利用データから分かるように利用者全体の平均は3.8件
1つの転職サイト、転職支援サービスを活用している薬剤師はむしろ「レア」で、少数派。

薬剤師の転職活動や情報収集では「3.8件」が平均値ですので、多くの薬剤師転職サイト利用者は2-5件の間で選択比較し、登録していることが分かります。
同じ職場の求人でも「待遇や条件」が同じとは限りません!複数登録することで本気度も伝わりますし、お互いコンサルタントも他サイトに負けない条件で・・・とがんばってくれるわけです

名前
登録者全体でなく「登録後8ヶ月以内に転職に成功した薬剤師」という条件で見ると、平均は4.1件とさらに上昇。
多く登録すれば良いというわけではありませんが、少なくても2つ、できれば3つを目安に利用することは間違いではありません。

複数のサービスを利用することで「コンサルタント間」でも競争意識が起こります。
条件交渉においても、なるべく他社よりも有利な条件で転職を実現させたい・・と本気になってくれるので、結果的に満足度の高い転職が実現できるわけです。
単純に考えれば「複数利用中ということは転職に前向きな薬剤師だ!」とコンサルタントは判断します。
事実、複数サービスで比較収集している旨を伝えたところ、独占案件や情報が回ってきやすくなったという声も。

本人確認(薬剤師資格も)・ヒアリング

多くの場合、登録後1週間以内に今ある求人情報から複数提案をしていただけます。
非公開求人
登録後に対面でヒアリングを行うエージェントもありますが、ほとんどの薬剤師転職サイトでは電話かメールで登録後にヒアリングがあります。
このヒアリングはとても大切です。コンサルタントに「さりげなくPRすること」が出来れば、優良な限定情報がどんどん提供されます。

薬剤師転職サイトでは求人以外の情報の差が出やすい

薬剤師転職サイトでは扱う求人先や件数も違いますが、それ以上に特色が出るのが「転職アドバイスやサポート」を担う担当のコンサルタントの能力や意識です。
希望地域や職場に実際に出向き、調査しているのはコンサルタントです。つまり「一番情報を握っている」のは現場のコンサルタントなのです。
「求人情報の量と質」に加えて「コンサルタントの力量の2つで転職可否、満足度は決まるといってもいいでしょう。
大手や専門性の高い薬剤師転職サイトは、これらの能力が総じて高く、当たりはずれが少ないのも人気の理由の一つです。

  • 漢方薬局への転職に強い
  • 管理薬剤師の年収アップ実績が多い
  • 派遣、ブランクありのママ薬剤師が得意
  • 開業、オープン新施設募集が中心

・・など薬剤師転職サイト毎に特徴、得意不得意があります。これと同様にコンサルタントの知見や知識もバラバラです。

理解力や提案力の高いコンサルタントに出会えれば、転職に成功したも同然。
そのためにも、複数サービスに登録だけはしておくべきといえます。

転職に対しての姿勢や希望を伝える

Iターン、Uターンや引越し転勤で急いで就労先を探している薬剤師さんもいますが、
薬剤師転職サイトでは「自分の希望」はハッキリと伝えないと損です。

条件次第では転職を考える・・と伝えるこのが正解です
「絶対に転職しません。今の職場が最高です!」という薬剤師さんに情報を優先的に回すケースはほとんどありません。コンサルタントは優先的に特定の薬剤師さんに情報を提供していきます。
優先順位をつけられるという事です。

そのため「転職する可能性ゼロ」と伝えると、良い情報や限定情報は回ってこないと思っても間違いありません。
薬剤師転職サイトを使ったが、情報も求人も全然来なかった・・・という声を聞きますが、そういう人は得てしてこのタイプの場合がほとんどです。

名前
・良い就職先があれば考えたい
・新規オープンの施設なら考えたい
・地域の薬剤師の情報や平均月収などが気になる

など情報収集メインの場合でも「希望」はハッキリ伝えると有利です。

また今の不満と希望や条件を考えておきましょう。なるべく自分にマッチした情報をもらう為にも「今の不満点と優先したい条件」などは書き出しておきましょう。

求人提案や限定情報の提供など

薬剤師際登録後は、非公開求人や急募など「登録者しか閲覧できない募集や情報」の閲覧ができます。その他にもキャリアアップにつながる情報や薬剤師業界に関係するニュースや資料などもが用意されている場合も。

登録者が受けられるサービス-抜粋

登録後には自由にサイト内で検索、非公開などの情報も閲覧できます。
サイトが使えるだけでなく、表には出てこない・サイトに未掲載の募集情報なども教えてもらえます。

  1. 非公開や独占求人情報が見れる
  2. 全国の求人を検索、確認できる
  3. 薬剤師転職コンサルタントによるコラムや記事が見れる
  4. 希望地域の市場動向などが分かる
  5. 転職前の相談や経歴書、履歴書支援など

コンサルタントからの各種提案

薬剤師サイトに登録されている募集や情報が全てではありません。サイトの担当者が独自に開拓した職場や企業も多数あり、掲載前・募集前に決まってしまうケースも少なくありません。つまり該当しそうな薬剤師に提案紹介し、そのまま決まるケース。

良い募集、施設ほど「掲載前の紹介・提案」で決まっていきます。

こういった提案を優先的に受け取るためにも、「何を優先したい?」「何が譲れて、何が譲れないか」を明確にしておくべきです。

  • 病院や企業など独自の人脈で開拓した、独占の求人
  • 今は募集しないが半年後に募集予定の医療機関
  • 管理薬剤師経験者なら採用したという薬局
  • 45歳以上の薬剤師だけ採用したい
  • など、条件を細かく設定し好条件で探している施設も増えています。
    「給料が高くて、週休二日なら」など漠然とした希望でなく、キャリアや職務内容まで細かく考えておくと有利なのは間違いありません。

    応募・面接 (条件交渉も可能)

    薬剤師サイトなら面接日程の調整、職歴書の作成サポート、面接アドバイスも全てお任せできます。面接だけでなく入社日の調整も可能。

    薬剤師用の職歴書の作成サポート、雇用保険や離職票など退職前後の事務手続きまで手助けしてもらえます。
    面接は複数社受けても問題ありません。
    多くの選択肢の中から、担当コンサルタントの意見なども参考にしながら、じっくり聞いて決めましょう。

    入社決定・転職決定

    めでたく採用になると内定の通知・連絡が来ます。
    もし他の会社や薬局なども受けているな場合には「断り」の連絡が必要です。

    複数面接を受けた場合、「どこにするのか?」を担当コンサルタントとよく相談しましょう。
    給料や勤務形態内容に加え、人間関係や職場雰囲気、スキルや経験アップにつながるか?など多角的な面から、アドバイスが貰えるのは大きなメリットです。

    何から何まで自分で決める転職活動とは比べ物にならないハズ。
    相談し、働きたい施設が決まれば内定先に入職する旨を伝えましょう。

    その後、内定をもらった会社へは、断りの連絡を入れるようにしましょう。
    この断りの連絡も担当コンサルタントが担ってくれます!