98%失敗しない。転職サイト選び

薬剤師求人サイト、薬剤師転職サイトの定義

薬剤師求人サイト(転職サイト)と呼ばれる無料サービスが薬剤師に限らず専門職の領域では非常に話題になっています。
薬剤師求人転職サイトは主に厚生労働省の許可を得て運営しているサイト郡を指します。
利用者(薬剤師)は完全無料ですべてのサービスを利用可能。
運営料金は運営サイト企業が、実際に薬剤師が転職決定した際に年収の10-28%程度を「成果」として求人先の企業や施設から受け取るモデルです。

大手から個人レベルまで30以上の薬剤師サイトがありますが、中には登録すると毎日のように電話をしてきたり、
中には「個人情報や秘密の保護」に対しての措置がなく、職場まで電話してきたケースも・・
便利で心強い存在のサービスではありますが、慎重に選ぶことが益々大切になってきます。

以下が薬剤師転職サイト選びで考えておきたいポイントになります。

①就職地域と雇用形態決を確認

まずは勤務希望地。東京などの首都圏で働くのか?沖縄や佐賀県などの地方で働くのか?
働きたい地域、場所は明確になっているはずです。
薬剤師転職サイトには「対応地域」が関東のみ、関西のみ等のように限定されているサービスも存在します。
希望地域に対応しているか?は最低限確認が必要となります。

次に「雇用形態」

例えば特に調剤、病院領域では「派遣」という働き方が増えています。
派遣で働くことを望む薬剤師さんは年々増えていますが、薬剤師の派遣については「ごく一部の薬剤師サイト」しか対応していません。
現時点で「薬剤師の派遣の募集」があるには、業界大手の薬キャリ(エムスリー)、調剤業界トップクラスで東証一部上場の「日本調剤グループ」の運営するファルマスタッフの2社になります。 ※他の大手サイトでも薬剤師派遣は取り扱っていないませんのど注意が必要

派遣以外では「正社員、パート、アルバイト」から選択することが一般的。
この形態はほぼ全ての薬剤師求人サイトで取り扱っていますので問題ないでしょう。

②職種は?希望する勤務先は?

薬剤師サイトには各社に特徴があります。
例えば研究機関や化粧品メーカー、製薬会社などの企業系の募集に強かったり、
企業系の募集は少ないが「病院系」に強い、調剤・ドラッグストアの高待遇が中心などの特徴があります。
もし「調剤、漢方薬局で働きたい!」と思っているのであれば、そのジャンルや領域に強いサイトを選ぶのが鉄則です。

経験はないが研究施設で働きたい、病院で働きたい、新規施設なら働きたい!などの場合もあると思います。
転職サイトは「あなたの希望だけ」をサポートするだけではありません。
「こんな施設もありますよ」
「この職場なら今までのキャリアも活かせますよ」
「この病院で部長職としてオファーが来ていますよ」
….など様々な提案やあなたの考えや働き方、希望を考慮したうえでアドバイスを請うことが可能です。

③サポート体制、コンサルタントの質は?

薬剤師サイトでは「転職前から転職後までサポート」をしてくれます。
履歴書経歴書作りのサポートや、面接対策も一緒に練ってくれます。
この領域でも多少の差はつきますが、もっと注意したいのが「コンサルタントの能力や質」です。

無料登録後には「コンサルタント」と呼ばれる専門STAFFが電話メールなどで転職時期や希望、目的などをヒアリングしてくれます。
それらの条件にマッチした「まだ出ていない募集情報」を提供してくれます。
特に「非公開求人」と呼ばれる求人は「登録者のみ」しか閲覧できないため、高待遇や新卒募集しか通常はやっていない企業や施設が多く、注目の的になっています。

コンサルタントの数や質はサービス会社によっと最も大きく分かれます。
中には1人のコンサルタントが80名以上も担当していたり、
コンサルタント自体が薬剤業界について知識ノウハウが無いケースも。

一方、「コンサルタントが薬剤師資格」を保有しているケースもあります。
業界経験、動向に詳しいコンサルタントがつくと
「焦るより、あと半年待てばその地域では○○や△△の募集が多くなるので待ちましょう!」
などあえて転職を勧めない場合もあり、薬剤師にとっては強い味方になります。

薬剤師の悩みやモヤモヤなど「言葉には出来ない不安や希望」を上手に汲み取ってくれるコンサルタントかどうか?はととも重要でしょう。
人柄や相性も当然あるのですが、実績やサポート力を期待するのであればコンサルタントの満足度、実績などは会社自体の規模やランキングよりも最も重要な指標といえるでしょう。